今回は、知っておいた方が得!
トレード会社のA-book B-book
ビジネスモデルについて!
トレード会社には大きく分けてA-bookやB-bookと呼ばれる2種類のビジネスモデルが存在します。
- A-bookとは….
トレーダーの注文をインターバンク(銀行間市場)で処理をするトレード会社 - B-bookとは….
トレーダーの注文をインターバンク(銀行間市場)へ送らず業者が相手となり処理をするトレード会社
簡単にいうとトレーダーの注文をA-bookの取引口座ではインターバンク(銀行間市場)で処理します。
B-bookの取引口座ではトレード会社内で処理をするということになります。
今から両者について詳しく説明するね!
A-bookとは
A-bookとはトレード会社のビジネスモデルの1つになります。
A-bookの取引環境ではトレーダーの注文を直接インターバンク(銀行間市場)へ送り出し注文を処理します。
A-bookにおけるトレード会社の利益は注文を送り出す際の手数料(取引手数料はスプレッド)となります。
A-bookタイプのビジネスモデルを採用している会社は、取引が銀行間市場で行われるためトレーダーは透明性のある取引をすることが出来ます。
銀行間で行われる市場なのでトレード会社は何かを企てることが不可能です。
ちゃんとした取引が行われる市場です。
A-bookのメリット
A-bookのメリット
- オーダーは全て銀行間市場へにいくので信頼性の高い取引ができる
- トレード会社は手数料のみから利益を得る (詐欺は出来ない)
- 投資家と企業との間に利害関係が存在しない (癒着なし)
「投資家と企業の間には利害関係がない」と言いましたが、A-bookのタイプの企業では投資家やトレーダーがより長く多くの取引をしてもらった方がメリットが多いのです。
利益を受け資産を増やし取引量を増やすしてもらった方が会社の利益が高まります。
このようにA-bookはトレーダーの成長が企業の成長につながるビジネスモデルであります。
トレーダーの方達も自身の成長が企業の成長に繋がる良い意味で一緒に成長していけるので多くの投資家やトレーダーの方達に使われています。
A-bookのデメリット
A-bookのデメリットとして取引量のない時間帯などにスプレッド(手数料)が広がる傾向がありスプレッドが安定しやすいB-bookと比較してスキャルピングに向きません。
スキャルピングとは…..
小さな幅で利益を取る取引手法です。
1日のうちに何回も繰り返して利益を積み上げていくスタイルになります。
例えば、FXの場合(ドル/円取引)
- 102.853円でエントリーして102.803円で買い戻すと5銭(5pips)の値幅を取る
- 1万通貨なら500円の利益
この取引を1日20回できたら1日の利益は10,000円になります。
これがスキャルピング!
スプレッド(手数料)が安定しないのでA-bookにはスキャルピングは不向きになるでしょう。
また、変化の大きいリアルな市場とダイレクトな取引をすることから約低力の問題でリクオートが発生することがあります。
b-bookとは
B-bookもトレード会社のビジネスモデルの一つです。
B-bookでは企業がトレーダーの取引をヘッジしています。
B-bookはトレーダーの注文は実際の市場に送信されることなく会社との間で取引を行うことになります。
B-bookのメリット
顧客の注文は実際の市場へ流すがトレード会社が直接預かる形で成立します。
- トレード会社はスプレッド(手数料)と損失をする顧客の取引から利益を得る
- トレード会社と投資家の利害が対立
b-bookはトレード会社が市場を提供します。
そのためb-bookの取引口座ではスプレッド(手数料)が安定しているというメリットがあります。
スキャルピングのような短期取引に向いているのはB-bookになります。
手数料が安定しているからこそ変化の大きい市場での短い取引時間で取引することが可能です。
B-bookのデメリット
B-bookの仕組みにはメリットもありますが詐欺業者で指摘されることが多いです。
なぜならB-bookは結果が出すぎてしまうと口座凍結や利益没収をされてしまうケースがあるからです。
ほとんどのトレーダーや投資家はb-bookタイプの企業で取引口座を使うことに抵抗があると感じます。
本物の詐欺業者もb-bookと同じ仕組みをとっています。なので詐欺業者の見分けがつきにくいこともデメリットとして挙げられます
B-bookの正しい見分け方
バイナリーオプションだと「ハイローオーストラリア」や「The option」です。
バイナリーオプションをする際はほとんどの業者がb-booksのタイプになります。
上記2業者は、
- しっかり出金確認が出来ている
- 金融ライセンスを取得している
- 資産保証や保険に加入
- 多くのトレーダーや投資家に使われている
出金拒否であったり金融ライセンスを取得していない業者でのバイナリーオプション取引はやめたほうがいいでしょう。
詐欺業者は必ずと言っていいほど「出金トラブル」があります。
A-bookとB-bookのメリット,デメリットがあります。
お互いを補填し合っているので一概にB-bookが詐欺だとは言えません。
むしろ国内や海外の大手外資大手会社ではA-book,B-bookの両方を扱っています。
両方あった方が利益が多く取れるというのが会社の意見でしょう。
まとめ
A-book,B-bookのビジネスタイプが有り、バイナリーオプションの業者はほとんどがB-bookタイプ
今回は取引するにあたってトレード会社にも2つのビジネスモデルがあることを知ってもらいました。
メリットを最大限生かしてトレードを行うならb-bookタイプの方が良いでしょう。
なぜなら、ほとんどの方が時間がなく長時間相場を眺めることができません。
副業として短期で結果を出すならA-bookよりB-bookタイプの方が良いでしょう。
あとは業者選びが完璧なら言うことなしです。
では今日はこの辺で!
PS.僕が使っているバイナリーオプションはこちらになります。